墓相とは
墓相とは、墓石の色や形(デザイン)、材質(石材)、配置、墓地の環境などが、その家系の家運や個人の人生の吉凶に影響を与えるという考え方です。
元々は中国の風水に基づいた考え方のようですが、日本の墓相の見方は地域や占い師などによっていうことがまちまちなので、あまり深く考える必要はないでしょう。
手入れがきちんと行き届いたお墓が、最も良い墓相かもしれません。
自分の子孫が無理をしてお金を工面し、占い師などに墓相をみてもらい、高い石材や工事費用をかけてお墓を建て直したからといって、先祖が本当に喜ぶのでしょうか?私だったら、そんなことをするよりも、その子孫の幸せのために使ってほしいと思います。
もしくは、お墓参りに来てくれる頻度を上げてもらう方がずっと嬉しいかもしれません。
新しくお墓を建てるのなら、墓相がどうこうよりも、お墓参りをしていて気持ちよくなれるような環境(静かで緑が多い、日当たりがよいなど)を選んだり、手入れしやすいデザインや材質にこだわる方が合理的です。
先祖の供養をちゃんとしないから祟られるとか、良い相のお墓を建てないと一家離散するとかいう人のことは、信じないようにしてください。
仏教やキリスト教には墓相という考え方はありませんし、世界には先祖の墓を持たない民族もいます。
墓相は占い師や墓相鑑定家、一部の石材店などが儲けるために考え出した作り話です。
墓相は、バレンタインに好きな男性にチョコをあげる、土用の丑の日に鰻を食べる、節分に恵方巻きを丸かじりするなどと同じような営業戦略の一つにすぎないでしょう。
介護予防
介護予防とは、老化の初期の段階で対策をとることで、介護が必要になる状態を予防することをいいます。
要支援の認定区分が1、もしくは、2の人には、介護予防サービスが提供され、それ以上は症状が悪化しないようにするという取り組みです。
老化による衰えを年をとったから仕方ないと放置せず、積極的に改善のための努力をすることで、介護を必要としない健康状態を保てるでしょう。
自分の身の回りのことをするのがおっくうになってきたり、すぐにつまづいて転んでしまうようなら、足腰が弱ってきているので、ストレッチや筋トレが必要です。
尿失禁をするようになってしまったという人は、腹部や下肢、骨盤底筋を重点的に鍛えます。
尿失禁を恐れて外出をためらっていると、さらに足腰が弱ってしまいますから、尿モレ対策を万全にして外出するようにしてください。
物忘れが激しくなってきて、痴呆が心配だという人は、有酸素運動をして脳の血流をよくし、脳トレをするようにします。
食事があまりにもワンパターンになって低栄養の状態になってしまうと、老化が進んで病気になりやすくなるでしょう。
一日三食、栄養のある食事を摂ることが大切です。
東京都老人総合研究所では、介護予防について詳しく書いた「いつまでもイキイキ生活」というパンフレットを100円で販売しています。
このパンフレットには、自分でできる介護予防健診「おたっしゃ21」がついていて、他にも具体的な筋肉トレーニング方法や低栄養、痴呆などへのアドバイスも掲載しているのです。
介護用品
要介護者の増加に伴って、介護用品の種類も増えています。
介護用品を使えば、日々の介護がぐっと楽になるはずです。
ベッドやサイドレール、介助バー、車椅子などの介護用品は、レンタルすることもできますし、介護用品の種類によっては、リサイクル商品を利用すると出費を抑えられるでしょう。
介護に必要な用品やあると便利な用品はたくさんあります。
例えば、床ずれ防止用のマットやクッション、体を起こすのが楽な電動ベッド、入浴用のキャリーなどがあると、かなり役に立つのではないでしょうか。
寝かせたままで着替えさせられるねまきや尿取りパッドがついた下着、おむつや介護用手袋など、介護に必要な用品は本当に多岐に渡ります。
介護用品を買いに行くのは恥ずかしい、家を空けられなくて介護用品を買いに行けない、近所に介護用品を豊富に揃えているお店がないなどの場合は、ネット通販を利用すると便利です。
介護に必要な用品の中には、消耗品も多いですから、ネット通販でまとめて注文すれば、重たい思いをすることもありませんし、時間の短縮にもなります。
厚生労働大臣が定める居宅介護福祉用具を購入する際には、ケアマネージャーに相談し、都道府県が指定する福祉用具販売事業者から購入すると、支払い金額の九割を介護保険から支給してもらえるという制度もあります。
利用限度額があるので、購入を検討する際には、必ずケアマネージャーに相談しましょう。