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介護食
介護食とは、形態調整食のことをいい、老化などによって咀嚼や嚥下機能が低下したり、障害を持つ人が充分な栄養を摂ることができるように、食物を普通食よりも摂取しやすく調理した食事です。
介護食の主な調理法としては、食物をミキサーで流動体にした「ミキサー食」、食べ物を細かく刻む、すりつぶす、裏ごしする、ややミキサーにかけるなどして、食べやすくした「刻み食」、飲み込みやすくするために片栗粉、くず粉、小麦粉、市販のとろみ剤などを使ってとろみをつける「とろみ食」、ゼラチンや寒天などでゼリー状にした「ゼリー食」、ジュースやお茶などをゼリー状にしたものやスープ、葛湯などの「水分補給食」などがあります。
介護食は家族の状況に合わせて作ることが重要です。
弱くなっているとはいえ、まだ咀嚼する力が残っているのに、ミキサー食などを摂り続けると咀嚼する力がますます衰えてしまうでしょう。
特に初期のうちは、家族と同じ食事のようにみえるけど、実は食べやすいように工夫されているのが理想です。
食欲がない時は栄養価にこだわらずに本人が好きなものを食べやすくして出したり、なるべく家族と一緒に食事をとるようにするなどの配慮も必要だと思います。
栄養価が高く、消化にいい食事を食べやすいように工夫するという点では離乳食に通じるものがありますが、相手のプライドを傷つけないような気づかいも大切かもしれません。
一人分だけ違う食事を用意するのは手間ですが、調理器具を上手に使ったり、冷凍庫や電子レンジなどを活用して美味しくて食べやすい介護食を作ってあげてください。
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